食育

しっかり噛んで食べる!食べることから健康なからだづくり!

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食べることは生きること。「食」について、お子さんと一緒に考えてみましょう! 親子で「食」について一緒に考えることで、

  • 『自分の歯』で美味しく食べられることの喜び
  • 『健康な歯』であり続けることの大切さ

を学ぶことができます。

リスクを考えられる
柔らかく、ひと口サイズの食べ物が主流になり、噛む回数が昔に比べて格段に減ってきていると言われる最近の日本の食生活。これは、早食いや食べ過ぎの原因だけでなく、顎の発達を遅らせるとも言われています。実は、顎がきちんと発達していないために、「噛む」機能に問題を抱えている子どもたちが増えていることをご存知でしょうか?
しっかり噛んで食べることで、だ液の分泌が促されたり(だ液には、むし歯予防はもちろん、 免疫力向上など身体の機能を守るさまざまな良い作用があります)、消化酵素の分泌が増えて消化が促されたり、脳の働きを活性化させたり、たくさんのメリットがあります。しっかり噛んで食べることができるように、お子さんの理想的な食生活について一緒に考えてみましょう!

各年代で見てみよう!

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食べることは生きること。「食」について、お子さんと一緒に考えてみましょう!
授乳期(0~1歳頃)
吸う力を身につける時期。おっぱいを咥えて吸うという動作をしっかりさせてあげることが大切です。
最近では、簡単に吸えてミルクが出てくる哺乳瓶も多いそうですが、少し固めのものを選択することをおすすめします。
離乳期(6ヶ月~1歳半頃)
「飲み込む動き」を覚えさせていく時期。そして、乳歯が生え始める時期でもあります。前歯はきちんと使えていますか?スプーンを口の奥まで入れてませんか?
口の手前側や舌の上に食べ物を置いてあげて、自分で舌を動かし飲み込む動きを身につけさせましょう。
しっかり噛んで食べれるように、料理に工夫もしてあげましょう。硬いものや柔らかいもの、大きいものや小さいものなど変化を加えることが大切です。
乳歯が生えそろう時期(2歳頃~)
本格的に「噛む」ことを覚えていく時期。食材に応じた噛み方ができているか、しっかり見てあげてましょう。よく噛んでいますか?食べる喜びを感じていますか?好き嫌いはありませんか?

< あごを育てる食生活 >


一生の財産に!
乳歯が生えそろったら、「歯ごたえのある食べ物」を積極的に食べさせましょう。生野菜、根菜類など、よく噛み砕かないと飲み込むことができないような食べ物がおすすめです。
自分の歯で、何でも美味しく食べられることがどれだけ幸せなことなのか。この時期にそれを理解できることが、一生の財産になりますよ!

おやつに気をつけて!

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甘いおやつはむし歯の原因になりやすい。それはその通りですし、あなたもよくご存じでしょう。では、甘いおやつを食べることは絶対にダメなことはありません。おやつには、食事で不足している栄養を補うこと、食べることの楽しみを味わうこと、食べることへの期待や好奇心を養うことなど、大切な目的があります。
一方で、栄養過多による肥満、食べ過ぎによる食生活の乱れ、お口の中の状態が悪くなるリスクなど、問題点があるのも事実です。だから、おやつの食べ方(食べさせ方)に気をつけてください。最も注意してほしいのは、いつも口の中に食べ物がある状態になる「だらだら食べ」です。お口の中に食べ物がある時間が長いと、むし歯菌の繁殖に繋がります。毎食後にきちんと歯をみがいても、いつも口の中に食べ物がある状態だとむし歯になりやすいのです。
また、しっかり噛めていないから、だらだら食べになっているのかも知れません。しっかり噛んで食べることができれば、満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防ぎ、噛む力を育てることもできます。おやつの内容にも工夫をしてみてください。

< おやつに気を付けて! >


食べることは生きること
「食」について、お子さんと一緒に考えてみましょう! そして、お子さんのお手本はママであることも忘れずに。ママがいつもおやつを口にしていたら、お子さんが真似をするのは当然です。ママが良い見本になってあげてくださいね。