子どもの歯には高度な専門性が必要です。
小児歯科は根拠のある正論で言いますと、歯の生え始める1歳半頃から親知らずが生え終わるくらいまでの18歳頃までが対象となります。根拠となるのは、18歳頃が親知らずの萌出(歯が生えること)年齢になるからです。18歳頃になると歯並びや噛み合わせが完成するので、子供として治療することはできなくなってしまいます。医科の小児科は16歳未満までが対象ですが、小児歯科は同じではありません。
小さなお子様を小児歯科に連れていく場合、乳歯は「どうせいずれは抜ける歯だから」と軽視し、歯科医院選びにこだわる人は非常に少ないです。
おそらくですが、これは子供がいずれ抜ける歯である乳歯の虫歯は深刻に思わず、安易に歯科医院を選んでしまう方が多いのではないでしょうか。
しかし、小児歯科選びは大人の歯科医院選びと同じくらい、もしくはそれ以上に重要なのです。
なぜなら、小児歯科の歯科医には乳歯を含めた子どもの歯に対して非常に高度な専門性が求められるからです。
小児歯科の治療をするからには子供や親が納得できる説明や指導をするためのコミュニケーション能力も求められるだけでなく、成長発育に関する知識が必要とされます。
ですから、小児歯科は高度な専門的な分野と言われており、小児歯科専門医から治療を受けるのことが非常に望ましいのです。
乳歯が生え始めたタイミングから正しいケアをできるだけ早く行うことで、将来の歯の健康や歯並びにも影響を及ぼしますので、安心できる小児歯科を選び、しっかりとケアを行いましょう。
子どもの方が大人より虫歯になりやすいので注意しましょう。
子どもの歯は大人の歯に比べると、虫歯菌が出す酸に溶けやすい性質を持っています。それだけでなく、歯を守るエナメル質と呼ばれる層が薄いため、大人以上に虫歯になりやすいのです。親御さんに虫歯がないからといって、お子様にも同じケアをしておけば問題ないわけではありません。是非小児歯科で歯医者さんのアドバイスをもらい、お子様の適切な虫歯予防を行うことが重要です。
子どもの歯は、乳歯が生え、奥歯が生え、やがて乳歯が抜けて永久歯に生え変わるという成長過程で大きな変化をします。変化の激しい子どもの歯に対して、その時々のタイミングにあった適切なケアをアドバイスしてくれるのが小児歯科なのです。赤ちゃんはもちろん、幼児、学童期から思春期まで、お子さんの歯の健全な成長をサポートしてくれます。
だいたいいくつぐらいから小児歯科に通ったら良いのでしょうか。
子どもが1歳半になると1歳半検診を受けますが、その際に歯科医に歯を診てもらい、虫歯予防が目的のフッ素(フッ素は歯の表面の歯質を強くする「むし歯予防薬」です。)塗布を行う場合があります。
すなわち1歳半頃には虫歯予防が必要ということになります。※フッ素塗布の有無は、自治体によって異なります。名古屋市は1歳半検診で有料(720円)で実施しています。
もしも1歳半検診でフッ素塗布をしなかった場合は、是非小児歯科で行ってもらうことをおすすめいたします。
フッ素塗布がなぜ虫歯に良いのでしょうか。
歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが付着することで歯は硬くなっていきますが、生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないために虫歯になりやすいのです。乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に歯を硬くする作用があるフッ素を塗るのが最も効果的です。
下の前歯が生えてきたころから定期的に小児歯科へ通い、上下の歯が生えてきたらフッ素塗布を行ってみてください。ですが、フッ素塗布をすることで必ずしも虫歯予防になるわけではありません。塗ったからといって安心せずに、しっかりと歯みがきの習慣やきちんとした食生活をすることが大切です。
小児歯科では、お子様の将来を見据えたケアを提案いたします。
大切なお子様の歯ですので、将来を見据えた、的確なケアを適切なタイミングで受けることがとても重要です。大切なお子様に、高品質で専門的なケアを提供してくれるのが小児歯科なのです。
子どものうちに小児矯正を行い、歯並びをきれいにしておけば、大人になった時の虫歯や歯周病の予防にもなります。しんデンタルクリニックでは、たくさんの子どもたちを診てきたからこそ、正しいケアを提案することができます。是非ご相談ください。