~機能を切り替えながら互いに協力しあう~
食べたり話したりするには、それぞれの活動に合わせて、息を吸う、止める、吐くといった動作の切り替え、すなわち呼吸のコ
ントロールが必要です。
例えば、食べものを口元まで運ぶときは、息を吸っています。
口をあけて取り込むときは息を止め、咀嚼が始まり唇が閉じた状態になると、再び鼻で呼吸しています。
そして、飲み込む直前に呼吸し、再び息を止めて、飲み込み終わると鼻から息を出します。
この呼吸のコントロールは、口唇や舌、軟口蓋が協調して行っています。
この切り替えがうまくできないと、ムセ、喉詰、誤嚥を起こします。