うがいのできない6ヶ月~2歳児へのフッ素濃度が500ppmの歯磨剤使用後の対応について説明していきます。
~歯面や口腔内に残っているものはガーゼなどで拭き取る~
むし歯予防の専門学会である日本口腔衛生学会では、2003年から2007年にかけてフッ化物の局所応用に関して大きな見直しをしました。
それまでは、うがいの出来ない2歳以下の乳幼児の場合、フッ化物配合の有無にかかわらず歯磨剤の使用は推奨していませんでした。
しかしこの見直しによって、効果的なむし歯予防のためには歯の萌出直後からのフッ化物配合が望ましいとされたため、仕上げ磨き
の時にフッ化物イオン濃度500ppmのフッ化物配合歯磨剤をこどもの切った爪程度歯ブラシにのせて歯を磨くとなりました。
この量は、毎日飲み込んだとしても副作用に関しては問題のない量とはいえ、本来飲む食品ではないので、泡なども含め歯面や口腔
内に残っているものはガーゼなどで拭き取ってください。
ただし、水などを飲ませたり、うがいさせたりしないでください。