フッ化物歯面塗布は、萌出後の歯のエナメル質表面に直接フッ化物を作用させることにより歯質を強化し、むし歯に対する抵抗性を与えることを目的としています。
小児の場合、フッ化物歯面塗布は萌出直後の歯に対して行うのがもっとも効果的です。
萌出して間もない歯は、未成熟で反応性が高く、フッ化物塗布による歯の表層へのフッ素の取り込み量が大きいからです。
むし歯にもっとも罹患しやすいのは、歯が萌出してから2~3年の間と言われているため、継続して何度も繰り返し塗布することが大切です。
そのため、乳前歯が萌出する1歳頃から、永久歯の第二大臼歯の萌出が終わる13歳ごろまでの間、フッ化物塗布を行うのがおすすめです。
最低でも、6ヶ月に1回はフッ化物塗布をしましょう!