歯磨剤に含まれる汚れを取る成分である清掃剤はエナメル質を傷つけることはありません。
しかし、エナメル質より柔らかい象牙質を対象とした研究では、歯磨剤を使用して約100年間分のブラッシングを行うと、
0.3ミリ削れると報告されています。
とはいえ、この摩耗量はほんの微量であり、健康な歯を維持することに対しては問題ありません。
実は国内で市販されている歯磨剤の清掃剤よりも、歯ブラシの硬さや磨き方のほうが歯の擦り減りに大きく影響します。
歯へのダメージは、ブラッシング圧>歯ブラシの硬さ>清掃剤の順です。
とくに、小さいヘッドで毛先が硬い歯ブラシほど、歯に大きな力がかかりやすく、資質を傷つけやすくなります。